Vol.8 学生時代とNPO

2010年8月 1日

学生時代とNPO
 
高知女子大学社会福祉学部
新藤こずえ
 
 私は大学2年から10年あまりの間、北海道札幌市のNPO法人「飛んでけ!車いす」の会(以下、「飛んでけ」)の活動に関わってきました。「飛んでけ」は、日本で使われなくなった車いすを集め、旅行者に手荷物として運んでもらうという方法で、発展途上国の障害児・者に車いすを寄贈しています。
 この活動は、タダ(無料)でもらった車いすをタダ(無料)で送る、というシンプルなものですが、たくさんの人の協力が必要なのです。
 ・車いすの寄贈者(ご自身が障害をお持ちの方が多いです)
 ・車いすを整備するボランティア
 ・車いすを運ぶ旅行者(老若男女、旅行好きな方が多いです)
その他にも、車いす寄贈者のお宅から車いす倉庫まで運ぶボランティア、車いすの台帳管理のボランティア、現地との連絡調整を行うコーディネーターなど、多くの人が関わって、1台1台、発展途上国の障害児・者などの個人や病院・福祉施設などに届けます。
学生が主体となってすすめてきた活動ですが、私が大学3年の頃に、「飛んでけ」はNPO法人となり、札幌駅前のビルの一室に事務所を構えました。
事務所開設にあたっては、企業や個人などから寄付・貸与いただきましたが、そこでハタと気がついたのは、車いすをタダでもらってタダで送る…一見、お金がかからずに済みそうですが、事務所を維持していくためにはお金がかかるということです。そのための寄付を集めるには活動をより多くの人に知ってもらうには広報が必要ですし、広報するためには広報によって共感を得られるような活動をしていることが前提となります。
つまり、学生同士だけでなく、広く社会一般の人々とつながることではじめて、よりよい活動ができるのです。
私は学生時代、NPO活動を通して、同世代のみならず、中高生、社会人や高齢者までを含む様々な世代の、様々な職種の仲間を得ることができました。それらの人々と役割分担しながら、ひとつの目標に向けて活動できたことは、私にとって、とても大きな財産です。
高知女子大学に赴任してきてから、うれしいことに、学生たちが「飛んでけ」と同様の活動を行うサークル「いけとべ!」を結成しました。結成して4年、地域の方々から車いすを提供してもらい、学生たちがメンテナンスして、これまで10台あまりの車いすがタイやラオス、ガーナなど海外に運ばれました。
この活動を高知に合った方法で、高知流に広めていきたいと思います。
 
NPO法人「飛んでけ!車いす」の会は今年、認定NPO法人になりました。会の詳細については、『手から手へ。飛んでけ!車いす1600台の笑顔』共同文化社(2008年)をぜひご参照ください。高知での活動にも触れています。

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